2011年12月13日火曜日

地下ダム調査に行ってきました!

M1の篠塚です。

11/27から12/3にかけて沖縄県で採水調査に行ってきました。
目的は地下ダムの水を採ることです。

ところで地下ダムってなんでしょう・・・
下の写真を見てみてください。宮古島です。


農地が広がってますね。
この下に実は地下ダムがあります。

普通イメージするダムは、河川を大きなコンクリートの堰でせき止めるタイプの存在感のある巨大な建築物。
ですが、地下ダムは地下水の流れを地中に埋め込んだ堰で止めるタイプのダムなので、上に農地や住宅を建てることができます。

主に日本で実用化されている、新型のダムなんです。
ひっそりしているところが彼の魅力だと思います。

この地下ダムの研究のため、約一週間、沖縄県各地を回りました。




今回の調査はかなりサバイバルでした。

①とにかく天候の変化が激しかったです。

常夏かとおもってました。沖縄の冬をなめていました。
久米島では途中大あらしになり、雷まで落ち始めて、一時車へ退避しました。
あわてて買った500円の傘が、買って30分後に風にあおられて骨までばらばらになってしまいました。
傘ってあんなに一気にばらばらになるんですね・・・。

でも数時間後には綺麗な青空が広がって、シラサギが溜め池で休んでいるのが見れました。
久米島はハワイのような風景で、光や湿度が心地よかったです。
雲を通る光の透明感が素敵でした。


②行った場所がかなりサバイバルでした。

宮古島で湧水を採取したのですが、ご覧のような場所で、

インディージョーンズのテーマが聞こえてくるようでした。
「ここは観光客の来るところじゃないんだ!」byインディー@ディズニーシー
昼でも薄暗くて懐中電灯が必要です。

他にも断崖絶壁を下ったり、ボートで移動したりと、
観光では来れない、いろんな場所に行けました。



あともう一つサバイバル!?と思うのは沖縄の魚のから揚げでしょうか。
東京の魚料理よりも生命力を感じます。まだ抵抗する気です。
とっても美味しかったです。



そんなこんなでサバイバルな調査でした。
貴重なサンプルが採取でき、貴重な体験ができて楽しかったです。

ダム管理事務所の皆さま、そして同行者のお二方、ご協力ありがとうございました。

最後に真中君がとった良い感じの一枚。
久米島の雲。

2011年11月30日水曜日

日本サンゴ礁学会第14回大会に行ってきました!


 M2の石川です。
 すっかり前の話になってしまいましたが、11/3~6に沖縄県那覇市にて開催された、日本サンゴ礁学会(http://wwwsoc.nii.ac.jp/jcrs/conference/2011/2011.html)にて発表の機会をいただいたので、ご報告します。

 僕自身は11/4が発表日でした。思っていた以上に会場が大きく、発表前から緊張しまくりでした。会場はこんな感じ↓


 ともかくここまできたらやるしかない!ということで、無事口頭発表を終え、一安心。力を出し尽くしてふらふらと聴衆席まで戻る途中、何やら慌てて僕を追いかけてくる学会運営スタッフさん。発表者共用のレーザーポインターを壇上から持ち帰っちゃいました。
 …うん、次は気をつけよう。

 学会全体の傾向としては、「サンゴ礁学会」というだけあって生物分野の方の発表が多かったですかねー。その他、サンゴの保護をしてらっしゃるNPOの方の発表もあったり。盛り沢山な学会でした。


 学会終了後には、研究室の他のメンバーがお世話になっている「琉球大学熱帯生物圏研究センター 瀬底研究施設」の見学をさせていただきました。
 めろんぱん達、もといサンゴちゃん達は、変わりなくすくすく成長中の模様。


 それから瀬底島、やっぱり海がきれいですねー。下の写真は瀬底島側から撮った瀬底大橋です。「エメラルドグリーンの海に架かる白い橋」って構図がとても綺麗。自分に写真のセンスがないのがもどかしい。


 滞在時間に余裕をいただいていたので、ちょっとだけ観光地にも寄らせていただきました。下の写真は、瀬底島からほど遠くないところにある、今帰仁城天辺からの眺めです。史跡そのものにも鳥肌でしたが、史跡の天辺から眺めるサンゴ礁/外洋/空の3色の青のグラデーションが、最高に綺麗でした!



 そんなこんなで、学会発表あり、施設見学あり、遊びありと盛り沢山な日程で、おかげ様でよい経験させていただきました。
 最後になりましたが、学会発表について事前にアドバイス下さった研究室の皆様、本当にありがとうございました!

 おしまい


2011年11月24日木曜日

川幡先生が過去に出演したラジオ番組が配信されました

川幡研D1の荒岡です。

先々週になりますが、川幡先生がTBSラジオに出演されました。(詳しくは過去の記事をご覧ください)

その際の放送が、ネットで配信されています!下記のHPからダウンロードできますので、ぜひ聞いてみてくださいね。

http://www.radi-con.com/program/85


また、放送後記として先生が出演されたときの様子がネットでも紹介されています。下記のURLで、11月12日の回をご覧になってみてくださいね。

http://www.tbsradio.jp/yumeyume/ps/

2011年11月4日金曜日

川幡先生のラジオ出演!

こんにちは、川幡研自称広報のD1荒岡@高知出張中です。

すっかりブログを放置してしまい、読者の皆様(いるのかな?)には申し訳ありません。近日中には誰かしらが記事を更新してくれるかと思います。

さて、直前の告知になってしまい申し訳ありませんが、川幡先生がラジオに出演されることになりました!下記が詳細になります。



TBSラジオ「夢★夢Engine(松尾貴史,岡村仁美)」
11月12日土曜日(深夜24時30分〜)放送
「縄文人と環境復元」
http://www.tbsradio.jp/yumeyume/index.html


生放送以外にも、アーカイブが配信されています。ラジオを持っていない方でも、番組をダウンロードして後日聞くことができますので、ぜひ聞いてみてくださいね。

2011年7月19日火曜日

SPring8に行ってきました!

D2.5吉村です.SPring8の実験に参加してきました!

SPring8は高輝度光科学研究センターが管理運営する大型放射光施設で,兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1にあります。
今回の実験は立正大学・岩崎先生,高橋さん,金沢大学・Luanさんと参加してきました。


出発の朝,「なんだ,朝か。いい夢だったな…いま何時だろう」
…??…?…!!!?
寝坊しました…しかも中途半端に間に合うかもしれない時間…

ちょっと前日の夜が遅くなってしまったので,寝ようかどうか迷ったのですが,
自分自身の起きようという強い意志に全幅の信頼をおいて,布団に飛び込んでわけです。
しかし見事に負けました。
一瞬あきらめるか迷いましたが,とりあえず着替えだけして電車に飛び乗り羽田に向かいました。

わたしには飛行機に乗り遅れた前科があります.
以前は登場手続き15分前に間に合わず,二時間後の便に振り替えてもらいました.
変な喪失感を味わいました.

が,今回はひと味違いました.
登場手続きがすべりこみ16分前で間に合いました!登場手続きを終えると共に,「○○空港行きの登場手続きは終了いたしました」とアナウンスが流れました。

が,これがかえって苦難を招きました.
なぜならば飛行機の搭乗口が一番遠い場所にあったからです。
とりあえず走り出します。
寝起きの体が悲鳴をあげます。「ぎゃー,やめてくれー」「なんであきらめて二度寝しなかったんだー」
極限状態のなか,アナウンスで名前を呼ばれています。「○時○○分出発,○○空港行きにご搭乗予定の○○様,○○様。至急ご登場口までお越しください」
まじすか…
筋肉に乳酸がたまります。汗だくです。おなか痛いです。
ギリギリセーフ!!!
果たしてセーフになってよかったのか。かえって他のお客様にご迷惑だったのではないかしらとも反省する次第です。


さて,何とか時間通りにSpring8に到着しました。

兵庫県の相生駅からバスで30分の場所にあり,標高が高く周囲は森なので幾分涼しい環境です。
装置はドーナツ型なわけですが,実際に内部からみても丸いですね。
この放射光施設は世界最大級の大きさで外周は約1.5km
そのため,施設内はなんと自転車で移動します。はじめてだととても斬新。

(昔は若者が自転車でタイムトライアル(?)をしていたそうですが,監視カメラがあるので構内放送で怒られるそうです。)


今回は軟X線ビームラインBL27SUでの実験で,高輝度光科学研究センターの為則さんにお世話になりました。

今回はわたしは見学が中心です。
為則さんが開発されたこのビームラインは生体物質や様々な無機物質で中心的な役割を果たしている軽元素(質量数が40より小さい元素)の分析を行う事ができ,
非破壊分析であるにも関わらず,空間分解能も非常に高い元素マッピングを行うことが可能です。
Spring8の分析は24時間体制で行われています。
今回はオート測定でしたので,測定中はいい結果が得られる事を祈りつつ見守ります。
夜間の測定をセットして二日目が終了です。
残るは最終日となります。明日は結果のチェックを行って終了です。


翌朝,「何時だろう…」
………?
!!!!!!!!!!
寝坊しました…集合時間ちょっとすぎています…
関係者の方々には本当にお詫びの気持ちでいっぱいです。ご迷惑をおかけしてしまいました。
最後に結果の確認を行って全日程を終了しました。

実験後はいつもそうですが,わかったこともあれば悩ましいこともでてきます。
次回への課題と,新しい研究へのモチベーションが生まれたことを報告して,今後は寝坊しないように生きていこうと思います。

(おわり)

2011年6月23日木曜日

IGCP-581@北海道に参加しました

M1の真中です。
6月11-14日に北海道で行われた2nd Annual Symposium of IGCP-581 “Evolution of Asian River Systems: Tectonics and Climates” に参加して参りました。
この場を借りて報告いたします。

今回の学会の会場は北海道大学。
キャンパス内に緑があふれており、とてもきれいです。

いよいよ学会が開催。今回は国際セッションなので当然英語。これも勉強のうち。
Asian Riverということで、揚子江の発表が非常に多いのが印象的。


私自身はバングラデシュの河川調査結果(2月7日の記事を参照のこと)をポスター発表しました。ポスター発表(当然英語)は初めてです。


まだまだ研究は中途段階ではありましたが、多くの人に聞いていただけました。
え、多分上手く説明できたんじゃないかな、多分。
次はもっとデータをそろえて、より上手く説明できるように…なりたい…です。

終了後は他の大学の方との交流・懇親会。


私は北海道大学や南京大学の学生たちと主に交流をしました。
南京大の学生の間では日本のアニメが人気なのだとか…。
楽しく会話できました。


さて、学会自体は12日で終了ですが、今回のシンポジウムにはオプションとして野外研修がありました。今回はこちらにも参加して参りました。


野外研修は石狩川沿いを巡るツアー。
半分地質巡検、半分観光気分。

IGCP-581ホームページ、Field guidebookより引用
もう学会自体は終わったんだ。とりあえず楽しもうぜ!
…ということで、この記事ではきれいな写真をいくつか紹介します。
どのようにしてこの地形ができたのかとか何とかかんとかといった論理はともかくおいておきましょう。いいじゃない、ブログだし。

こちらは三美炭鉱における美唄層の写真。シルトと砂の互層がきれいです。


そして美瑛の写真。天気が悪かったのが残念。


川幡研らしく、食べ物の写真も。富良野の名物、オムカレー。



そんなこんなで、楽しくも勉強になった北海道でした。
最後に集合写真をどうぞ。

IGCP-581ホームページより引用



<おまけ>
くまー。

2011年6月21日火曜日

吉村寿紘さん(D2.5)が学生優秀発表賞を受賞!!

こんにちは、川幡研D1の荒岡です。

うれしいニュースです!

松岡さんが前々回の記事で紹介してくれた、522日(日)〜27日(金)まで幕張メッセで開催された,日本地球惑星科学連合2011年大会(以下,連合大会)で、川幡研D2.5の吉村寿紘先輩が見事【学生優秀発表賞】を受賞されました!!

おめでとうございます!!!

以下概要になります。


■地球生命科学セクション

今回から始まった地球生命科学セクションの「学生優秀発表賞」には,20
発表のエントリーがあり,多くの優れた発表がなされました.審査の結果,
その中から,下記の2名の方々が発表賞に選ばれました.
おめでとうございます.学生の皆様,来年度もぜひ奮ってご応募ください. 

吉村寿紘 東京大学大気海洋研究所/大学院新領域創成科学研究科





※吉村さんからの(個人的にいただいた)受賞?コメント

なんだかすみません,自分がエントリーしといてなんですが複雑な心境です.

高知は日に日に蒸し暑くなってきていて,
虫の活動度も高くなってきました.

一昨日の夜は布団に入ったら足にとがったものが当たったので,
何かと思ったらこんなヤツが出てきました…



2011年6月17日金曜日

川幡研旅行@石和温泉

川幡研M2の東賢吾です。
連合大会が終わった週末、5月28日(土)から29日(日)にかけて、日頃の疲れを癒し、川幡研の親睦を深めるため研究室旅行が開催され、山梨県の石和(いさわ)温泉に行ってきました。今日はそのときの話をさせていただきたいと思います。

参加したのは、4名の川幡研OBOGを含めて18名でした。

山梨県といえばぶどう、といえばワインだろう。
ということで、まずはじめにワイン工場の見学に行きました。

土曜日だったせいか、機械が動いておらず、さびれたテーマパークのようでした。




工場について勉強したあとは、最大の目的であるワインの試飲です。


とても種類が多く、おいしいワインばかりでした。

その後は、宿に向かいました。

宿の温泉は、pH9.0のアルカリ単純泉でした。陽イオンはNa+が多く、陰イオンはCl-が多かったです。
アルカリ性ということで、肌がスベスベになりました。

宿の食事もとてもおいしかったです。






偶然にもカラオケの機械があったので、ABの曲を3曲歌ってしまいました。
「会いたかった〜 YES! 君に〜♪」by東賢吾
「ブルー・ライト・ヨコハマ」by川幡先生
川幡先生の歌声は、素晴らしかったです。

食事のあとは、皆一つの部屋に集まって閑談に興じました。


ABから人生まで、様々なことを語り合いながら、夜はふけていくのでした…



PS:この旅行の幹事を務めてくれた氷上さん、写真を提供してくれた泉田くん、どうもありがとうございました。


2011年6月2日木曜日

連合大会♥2011

こんにちは.M2の松岡です.


今回は,522日(日)〜27日(金)まで開催された,
日本地球惑星科学連合2011年大会(以下,連合大会)
について報告したいと思います.

学部4年生の時,初めて見に行った学会が
何を隠そう…この「連合大会」でした.

D3のY先輩の圧巻的な発表とマニアックな空気感に感動し,
「いつか.自分も発表するぞッッ!!」と決意してはや2年...
とうとう,念願成就する機会を頂きました.



初めての学会発表という事もあって,「絶対に緊張する。。」と思っていました.
...がッ!!!

目的地と逆方向のJR(快速)に乗ってしまうアクシデント
のお陰でしょうか,良い意味でリラックスしたまま,本番を迎えることが出来ました.


私が参加した「古気候・古海洋変動」セッションは,
LGM湖成堆積物が熱かったです!!...勉強②


持ち時間が15分ということもあり,発表自体は「あっ」という間に終わってしまいましたが...多くの方々からアドバイスを頂いたり,面白かったと声をかけて頂いたり,なんとも励みになる経験でした.
余談ですが,学部時代の指導教員にお会いすることができました.
当時厳しかった先生とは信じられないくらい,優しく接してくれて,ビックリでした...
まさに,“ツンデレ”の“デレ”でした.




結局,研究室メンバー全員のセッションを回ることは出来ませんでしたが,
各々の活躍は,自然と耳に入ってきました.
皆さん,おおいに学会を堪能したようです....

学術交流!!

初めての学会発表として,良い刺激をいっぱい受けて帰ることができました.
今回の経験を励みに,より一層邁進していきたいと思います☆

2011年5月24日火曜日

切片作成@瀬底

こんにちは。
瀬底で誕生日を迎えたM2の林です。

森さんに続いて私も瀬底訪問のご報告です。

私は今回、琉球大学熱帯生物圏研究センターにお世話になって、ハマサンゴの切片を作ってきました。
そうです!!森さん曰くめろんぱんのあの子たちです。
もともと私が実験で使わせて頂いているサンプルもここの飼育水槽で飼われていたサンゴですので、瀬底にはご縁があります。

さてさて、旅の思い出を写真と共に紹介したいのですが、今回写真はほとんど撮りませんでした・・・
じゃあ、どんな写真を撮ったのかと言えば、

1. 分析機器

2. すくすくと育つサンゴたち

3. とりあえずサンプルの写真×9枚

4. 今回の最重要任務の結果


以上です(一週間もいましたが)・・・
青い空、青い海、白い砂浜・・・はそのうち撮ります。
そのうちと言いつつ卒業するのが私です。

で、肝心の実験です。
「私が実験で扱っているサンゴは成熟しているのかどうか」
ということを知るために瀬底に行きましたが、ちゃんと確認できました。

ハマサンゴはだいたい直径15cm以上で成熟し、雌雄の判別ができると言われています。
・・・で、これらのサンゴはというと、雌雄判別ができるかどうかちょうどギリギリの大きさ!!

結果・・・オス・メスの判別ができるサンゴもありました。
まさかの結果にびっくりです。

実験が失敗せず、ほっと一安心です。
瀬底のみなさん、ありがとうございました。

2011年5月16日月曜日

沖縄県の瀬底島に行ってきました









5月5〜7日にかけて沖縄県の瀬底島の研究施設に行ってきました。
M1の森です。

瀬底島ってここです。
島なのですが、「瀬底大橋」と呼ばれる橋がかかっているために、車で通れちゃいます。
「瀬戸大橋」とネーミングが似てるあたりが素敵です。

瀬底島には「琉球大学熱帯生物圏研究センター 瀬底研究施設」があるんですが、
サンゴだけでなく、魚だったり、私の知らない生物等々たくさん実験されています。

サンゴにピックアップして紹介しますと、
まず、屋外にサンゴがいます。
これは海からとってきて、まずは屋外の水槽で慣れてもらうためです。
施設も海のすぐ側なので海水もそこから採っています。
あぁ、可愛い。(まるでめろんぱん...)

ここは「AICAL部屋」(AICAL:Acidification Impact of Calcifiers)と呼んでいて
サンゴや有孔虫の精密飼育実験を行ったりしています。
奥に見えるのがCO2濃度調節装置で、CO2をバブリングした海水を条件変えてつくることができます。
水槽にはサンゴがいるんですが、水温、光の量も調節できます。

まるでオペ室でいろんな管がサンゴに通っているようですが、
なんとなくそんな感じです。彼らは制御されてました。
水槽の中をのぞくと、先輩の実験中のサンゴたちがいました。
これがまた可愛いかった...。


今回施設に行って思った事はやっぱり百聞は一見にしかず!です。
サンゴの実験している論文をいくつも読んでいてもなかなかイメージがわきませんが、
実際に見ることで得られるものって大きいです。

最後に、飛行機からの沖縄風景。

沖縄はちょうど梅雨入りをしていましたが、(低い位置に雲がもくもく)
私が行ったときは雨降らずに晴天でした。ラッキーです!!

2011年4月1日金曜日

MRC2011 @Sendai

川幡研M1の氷上愛です。
3月頭に東北大学で開催されたMRC2011参加してきました!今回はその様子をご報告致します。

まず、MRCとは微古生物学リファレンスセンター研究集会の略称です。有孔虫、放散虫、珪藻などなどの微化石を用いて主に古環境復元などを行なっている人たちの集まり?と私は認識しています。毎年3月に開催されていて、開催地は主に東北大ですが、前年が島根大だったように、他大学でも行なわれるようです。

3月の仙台は本当に寒いっ!・・・驚きました。関東の冬とは格が違いますね。歩いていればそのうち暖かくなるだろうとホテルからバス停まで歩き始めたのですが、もう手足はどんどん冷えるばかり!空は晴れているのにがどこからか風にのって華麗に舞っていました。。

初日は午後から始まりました。どの発表もスーパーマニアックだけどおもしろい内容ばかり!?ふむふむ・・・とまじめに聞いていてふと窓をみたら、なんと吹雪っ!晴れているのに!仙台はすごいです。一気に帰りたくなりました。。

でも、帰るわけには行きません。
だって、おたのしみのご飯はもちろん牛タン、牛タンっ!おいしい日本酒と一緒にたくさん堪能致しましたv

参加者のみなさんと牛タンッ
初日、お疲れさまでーす!
琉大の後輩もきていました。沖縄から仙台まで遠いのに寒いのにお疲れさまです。でも、この牛タンと日本酒だけでも来た甲斐があったはず!!

豊福氏も遅れて参加!
我々女子よりも女子を知っていた・・・恐るべし。
こんな感じで夜は楽しく研究者のみなさんと仲を深めました。楽しかったですね〜。次の日の発表も頑張れたのはこの会のお陰です。


2日目は朝9時からゲスト講演でした。プランクトンの構造を宇宙工学の分野に応用しようと研究されている岸本直子先生のお話は特に印象に残りました。

私は2日目の午後にM1の間の研究成果を発表しました。緊張していつものように何を話したのか覚えていませんが、うまく話せなかったということだけは覚えています。しかし、なんということでしょう。なぜか優秀講演賞いただきました!みなさん、ありがとうございます。しかし、私は私用のため最終日の発表時には会場を後にしていましたので、PDの黒柳さんが代理で受賞してくださったようです。すみません。。なので写真もありません。

3日目は午前までです。日帰り参加となった川幡研PDの黒柳あずみさんが発表されました!やはり、勉強になることがたくさんありました。。一緒に牛タン食べたかったですね。次は必ず!

集合写真 MRC2011


こうしてMRC2011は無事に3日間終えました。前半は若い研究者同士の議論を促し、発言を控える玄人研究者たちの我慢と、後半は我慢しきれなくなった玄人研究者達の熱い激論のコントラストが印象的でした。

さて、発表の写真などたくさん載せたかったのですが、私はカメラをもっていなかったので、参加者の方々から写真を提供していただきました!ご提供ありがとうございます。

最後に一枚。。

日本酒を探し求める氷上
それを見守るにいなさん

初日、仙台駅で東北の日本酒物産展をしていました。これまで、日本酒にはあまり縁がなかった私は日本酒を知ろうと試飲しまくりました。こんなにも日本酒の味にバリエーションがあることを知った私。結局、試飲できなかったけどお店の人がおすすめの一本をお買い上げしました!飲みやすくてでも上等な香りで美味しかった。。

実は、このちょうど1週間後にあの地震がおきました。写真の物産展会場の仙台駅も今はすごい状態になっています。仙台に行けるようになったらたくさん仙台に行って応援したいです!牛タン、日本酒たくさん戴きます!

早く元気になりますように。

2011年3月2日水曜日

高山採水サンプリング(TWI)

吉村先輩のスペイン後編も気になるところですが、先日2泊3日で岐阜県高山市に採水調査に行って参りましたので、その話をさせてください。

みなさん、初めまして。川幡研M1の東賢吾と申します。私は陸水の研究をしておりまして、土壌の炭素が河川を経由してどのように海洋へ輸送されていくかを調べるために、このたび高山で採水調査を行いました。
メンバーは、リーダー東の他にM2新免さん、M1石川さん、そして川幡先生の4人です。

高山まで行くのには、意外と時間がかかります。
東京駅から名古屋駅までは新幹線、名古屋駅からは特急ワイドビューひだ号に乗り換えて、4時間ちょっとかかります。

特急ワイドビューひだ号は、木曽川、飛騨川沿いを走っていて、景色がとても綺麗でした。さらに、所々で車掌さんが絶景スポットの紹介をしてくれて、さすが「ワイドビュー」の名を負っているだけのことはあるな、と思いました。(ただ、速度は「特急」ではないと思います)

このような風景が延々と続く


そんなわけで、1日目はほとんど移動に費やし、皆順調に高山に着きました。

ホテルの温泉は、pH8.2のアルカリ性単純泉でした。
露天風呂はとても広く、ジャグジーもついていて、温度もさほど熱くなく、良かったです。
夕食は、飛騨牛の味噌合わせ焼きでした。

川幡先生も大満足!


2日目は、小雨がぱらつく中、本格的に採水調査を行いました。
今回のターゲットは、雪で覆われた土壌から出てくる土壌水(地下水)です。
車で山道を登って、標高1300mにあるスキー場のわきを流れる渓流など全部で6カ所のサンプリングを行いました。
なお、今回採水した渓流は、全て宮川(高山市を流れる一級河川)に合流し、最終的には富山湾に流れ込みます。



サンプリング風景


日が暮れないうちに採水を終え、宿に戻りました。

2日目の夕食は、白川の郷土料理で、飛騨牛の炭火焼きでした。

石川さんも大満足!


3日目は、再び4時間かけて東京まで戻りました。

まだまだ雪が多く残り、気温も3℃という厳しい寒さでしたが、私は、どちらかというと寒い方が得意なので、むしろ楽でした。これから季節毎にサンプリングに行くつもりなので、サンプリングを手伝ってくださる方はぜひ私までご連絡ください。特に夏はおすすめです。

PS:私はフィールドよりも実験室の分析が大好きなので、早速産総研の実験室でアルカリ度を測りました!結果はまたの機会ということで。